満たされた弱者

重度身体障害者、生活保護受給中。

美容院と、折り紙

昨日は日曜。日曜の午後は両親が車で来る。髪を切りに行くとか、お金を下ろすとか、そういうことはこの時にやる。

 

美容院は退院直後に住んでいたところの近く。割と大きなスーパーの2階に入っている、安いけど広くて車椅子で入りやすい美容院。退院してから2~3ヶ月に1度行っている。のに、そこの美容師さんが「あごラインで」と言ったら耳下で切る人だということを忘れていて、「耳(たぶ)が見えるくらい」って言っちゃった。結果、切りすぎ。

私は髪がとても多い。その上、短くすると立ち上がりがすごくて頭が大きくなる。梳いてもらった分減ったとはいえ、髪を切ってもらってる時に鏡を見ると「髪が多すぎて佐藤浩市みたいだな…」と思う。おでこはもうちょっと広いし、顔は全然違うけど。私は女だし。今回は短いので余計に佐藤浩市感があった。

まあでも、切り過ぎたって会う人はヘルパーさんと病院の先生や療法士さん、看護師さん、薬局の人くらいだ。と思うと、普通の人よりずいぶん「変な髪型になった時の精神的ダメージ」は小さいんじゃないか。次に電車に乗る外出は12月。その頃には伸びてるさ。

身体が動かなくなる前は長い間ロングだった。直毛なので伸ばせば重力でまっすぐになるし、邪魔なら結べばよい。髪質がいいので何にもしてなくても「髪きれい~」等と言われ、大変楽だった。しかし今は自分で洗えないので、短くして洗ってもらいやすくしないとヘルパーさんが大変だ。邪魔でも自分で結べないしな。

 

 100均で折り紙を買った。急にやってみたくなったのだ。入院中だから2年以上前、作業療法で折り紙をやってみたことがあったが、指の力が弱すぎて紙飛行機も折れなかった。

が、昨日やってみたらどうにか鶴が折れた。

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きっちり折りすぎて、胴をふくらませることができなかったが、 手は相当回復したんだなーと思った。

未だ握力ゼロだし、曲がりにくい指や伸びない指はあるけれど。

腕も指も全く動かない状態から回復して食事の訓練を始めた時、左腕のほうが力があったので、左手にスプーンを固定する自助具を使って食べる練習をした。その頃は「こうなると利き手なんて関係ないなあ」と思ったが、今はきっちり右利きだ。バネの付いた箸を右手で持ち、左手を添えて手首を固定する。字を書くのも右手で、左手を添えて筆記具を固定する。

鶴を折る時、指に力を入れると左手の人差し指が上向きにぴんと伸びてしまって使えないので不便だった。曲げようと思えば曲がるのだが、曲げた状態ではほとんど力が入らない。なら、その状態でどう手を使うかっていうのを自然に模索する。折り目をつけるのは手の付け根辺りを使った。

 人間の適応能力はなかなかのものだ。

 

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