満たされた弱者

重度身体障害者、生活保護受給中。

繊細チンピラと酵素ジュース

最近巷で手作り酵素ジュースなるものが流行っているらしい。最近でもないのかな?私が知ったのは最近。日経ウーマンオンラインのコラムは昨年2月のものだ。

幸いなことに、私が酵素ジュースのことを知ったのは「スズメ8隊長、「ふわっとした知識」について語る  ~手作り酵素ジュース実験にまつわる話~」からだった。そのあと、「スズメ8さんが酵素ジュースで実験してみた」とか、Wikipedeaの酵素や発酵の項とか、何度も読み返して(今日の半日くらいの話だけど)素人なりに考えた。「巷に流行る「酵素栄養学」、なんか変です - warblerの日記」もとても参考になった。

が。こういう記事よりも断然「体内の酵素は減っていきます」「酵素を摂取して健康になろう!」というものの方が多い。圧倒的に多い。まず酵素食品を出している企業のサイト。そういう商品の宣伝をする個人(?)ブログ。それらを信じて、傾倒している人の個人ブログ。「酵素ジュースのレシピ・作り方 【基本編】」は怖かった。コメントから、管理人さんが書いた部分を引用すると

【酵素はPH3以下の胃酸で失活する。だから酵素として生の食べ物を食べる意味はない。酵素はタンパク質だから胃酸で分解してしまう。】は間違えです。。。 

酵素はタンパク質ではありません。タンパク質という殻に包まれた生命力のある媒介物です。なので分解されません。胃酸で失活するようにみえる酵素もありますが、そういった酵素は腸に入り、腸のPH6.5で再び活動しはじめて腸で酵素として働きます。もちろん胃酸で失活しないで働く酵素も多々あります。 

!?

いや…この方ね、散々酵素について語っておられるの。しかも、よくわからないけど…という口調では全くなく、しっかり勉強した私が説明しますよという、自信たっぷりな口調で。胃や腸のpH数値まで持ちだされたら一見根拠がありそうに見える。でも酵素はタンパク質から出来てるし、胃酸で変質しなくても胃の消化酵素でアミノ酸に分解される。何だろう…この人は(放射脳にありがちな特性でもあるけど)結論ありきで、その結論に合致する記述だけを探して勉強したつもりになっているんじゃないかと、すごく思える。一言でいうと、怖い。

 

で、急に話は変わるけど、今日私は「ああ、これでは私は繊細チンピラになってしまう」と思ったことがあった。繊細チンピラについては「ネットの進化とともに増加する”繊細チンピラ”とは?」がとてもわかりやすい。今日の記事はリンクだらけだがまぁ辛抱してください。ついでに私はリンクは全て別窓で開いてほしい人なのでtarget="_blank"いちいち入れるんだけどうざかったら言ってください。

私が繊細チンピラになりかけた具体的な経緯は何も書けないので甚だわかりにくいのだが、結論をいうとならずに済んだ。他の人が普通にやっていることに(自分は身体障害のために同じようにするにはヘルパーさんにかなりの負担をかけなければならないので)苛立ちを覚えて、それってルール違反じゃないのと食って掛かりそうになった。が、そこで立ち止まって考えることができた。「このルールの私の解釈が間違ってるだけなんじゃ?」と。で、その人に訊いてみた。「このルールを私はこう思ってたけどどうなんでしょう?」と。そうしたら、やっぱり違う解釈を提示してくださって、それは確かにそうとも取れるなと納得できた。だから「そうなんですねー、勘違いしてました」と円満に終わった。本当はどっちの意味かわからない。でも、そう解釈することが可能な記述なら都合のいい解釈でよかろう。

 

このやりとりを経て思ったのだ。酵素ジュースを盲信してる上記の人も、ちょっと立ち止まったら違う考え方、違う理解の仕方ができるんじゃないかと。彼女と私の間にそんなに大きな違いはなくて、立ち位置がちょっと違うだけなのではないか。あのブログの記述から推測するに、知識を収集する能力が欠けているわけじゃないだろう。酵素ジュース信者は繊細チンピラじゃない(多分)けど、自分の視点が固定しているところが似てるなと思った(皮肉にも別記事に「一つのことにこだわっていくと世の中の見え方も変わっていきますよ☆」との記述が)。

 

あ、また何かこれ「私の頭のなかでしかつながってない話」になってるぞ。でももう時間ないからアップするよ。

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