満たされた弱者

重度身体障害者、生活保護受給中。

サイカイ - 3

11月だ。

なんとおそろしい!!(この元ネタが分かる人いますか?)

再会の、最初の出来事から1年が経とうとしている。

と書いてからまたしばらく放置したため、1年経ってしまった。

前回、今年1月の出来事を書いたけれど、話はまた昨年11月に戻る。

 

 

ずっとツイッターでFF関係にあり、たまにリプで会話しているRちゃんという女性スタッフがいた。
しかし店やそれに関わる話をすることは殆どなかった。
Rちゃんは、私の自殺に最初に気づいた人物と言っていいだろう。
実際にうちまできて救急車を呼んだのは副店長だったが、私の無断欠勤を不審に思い「何かあったのでは?」と言い出したのはRちゃんだ。
連絡なく休むような人ではない、と。
そしてmixi日記を見て、彼女が副店長にその内容を話し、副店長は「それ言ったの俺や」となり、翌日様子を見に私の家まで来たらしい。

 

Rちゃんはとてもおもしろい。
文章を書くのも上手で、店のHPでコラムを書いていた。
Fさんと再会してから、私は数年ぶりに店のHPを開いた。
そしてRちゃんのコラムを読んだ。

……心配になった。

いや、私が心配するようなことは別にないのだ。多分。
しかしFさんに店の状況を聞いた感じでは、Rちゃんも結構ストレス溜まっているのでは…と思った。
ちょうどそのタイミングで、彼女がツイッターで鬱憤を晴らしていた(笑)ので、
勇気を出して「今度うちに遊びにこない?」と言ってみた。
「行きます!」
即答だった。
そうして11月も終わり頃、Rちゃんとも再会した。

Rちゃんは店のスタッフの中で、経営陣を除けばいちばんの古株だった。
看板娘的な存在。
仕事もよくできるし、何よりキチンとしている。
なんとなくルーズな人間が集まってしまう傾向があるあの店では、楽しいこともたくさんあるけれど、もうやってられないと彼女は言った。
Fさんはダメなスタッフを叱る。結構怖い。
そのFさんが辞めるなら、Rちゃんも時期は決めていないが店を辞めるつもりだ、と。
叱られてもなお遅刻やら何やらを繰り返すヤツらと一緒にいると、ちゃんと仕事してる自分がバカバカしくなる。しょっちゅうイライラする。
彼女の不満はかなりの大きさのようだった。
そりゃあFさんがやめて経営者が副店長1人になったら、もうみんなグダグダになるだろうなあ。
現在のスタッフをほとんど知らないが、想像はついた。

 

いろいろ話しているうち、私が自殺を図った時のことに話が及んだ。
それまで愚痴を笑い混じりで話していたRちゃんが、不意に黙った。
黙ったというよりこれは、多分、口を開いたら泣いてしまう状態だ。と思った。
やはり、話を再開すると彼女は、しばらく涙が止まらなくなった。

「あのとき私がすぐに家まで行ってたらこんなことにはならなかったかもしれないって、ずっと思ってて、でも言ったらカイさん気にするだろうしって思ってたけど、自分がスッキリするためだけにこんなこと言ってごめんなさい」

 

Rちゃんは何も悪くないのに。

Fさんも悪くないのに謝ってたな。

 

ああそうか。

私はこの人達を傷つけたのだ。

 

そう思った。